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避難所

もう一週間が経った。

あまりにもあっという間で

何もしないままに一週間経ってしまった。

黙祷・・・・・・・・。

一縷の奇跡を信じつつ・・・・・・・。



まだまだ被災地の避難所は寒さと不便さから解放されず
その様子や人々の訴えを見るたびテレビの前でやきもきしているだけのワタシ。

もどかしいもどかしい。

子供の衣類とか
未使用の女性用下着とか
ホテルでもらった歯ブラシカミソリ類とか
防寒着とか
我が家でも提供できそうな品物がいくらかあるのだけど
焼け石に水かもしれないけど

避難所にインタビューに行く
放送局の人たちに託したい

いつもいつもテレビの前で思う。


もう少し待ってて下さいね。
きっと
今日よりは明日
明日よりはあさって
よくなるはず。
ラクになるはず。
みんなが
皆さんのことを
案じているのだから。




さて
地震当日から
足の神経痛で歩行困難になった実父と認知症の実母を
我が家に緊急避難させている。

足を痛める前は
父が買い物に出かけ
食べることを支えていたが
2週間前くらいから突然足の痛みを訴え
急遽病院に行き
レントゲンだMRIだと検査をしたが
結局は
軟骨が減って背骨が削れて
足の神経が骨に圧迫されて
なんたらかんたらという
結局は老化に伴う現象らしい。

痛み止めは飲んでいるが
すっかり痛みがなくなるわけではなく
我慢も強いられるらしい。

さあ困った。

しばらくはお弁当や食材を
朝と夕2回買って届けたりしていたが
どうにも体力とガソリンと経済的な限界を感じ

仕事帰りに
実家へ二人を迎えに行き
家へ連れてきて夕飯を食べさせ
次の日の朝と昼分の食事を用意して持たせ送っていき
また翌日の夕方に迎えに行き・・・・・
ということを1週間ほど続けていたら
あの大地震が起き・・・・・・。

1日目の夜は
どうしても家を空けられないと母が頑張りとおし
ご飯も食べたからじゃあいいかとひとり残してきた。

次の日迎えに行ったら
素直についてきた。

向かいの家のオバちゃんに
「子供の言うことは素直に聞いた方がいいんだよ」とアドバイスされていた。

チョーナンも自動車学校(合宿免許)に通っていたが
燃料不足が懸念されて早々に終了。
免許取得は夏休みに持ち越しとなった。

その上
新幹線は向こう2カ月は復旧見込みなしとのことで
すぐには帰京出来ず。

我が家は只今8人で暮らしている。

冷蔵庫を満タンにしても
あっという間に空っぽになる。

実家にあった米も全部持ってきた。

ガソリンは地震の日以降給油していない。

昨日は父の通院のため
やむなくタクシーを使い
ちゅーおー病院まで行ってきた。
往復5000円強。

きゃーーーーーーーっ。

病院は予約診療のヒトだけなのか
割合すいていて
診察もすぐ終わった。

薬局のほうが時間がかかった。

薬品不足も深刻なようで
持病がある人はホントに気が気でないだろう。



母は毎日
「家に帰る」という。
「車にガソリンが入ってないので
送って行けません」というと
「バスでも歩いてでも帰れる」という。
ちょっと歩いても疲れてしまうのに。
食事を出すたび
「面倒かけるねー」と申し訳なさそうに言うが
そんなことはなんでもない
家に帰ると駄々をこねられるのが
一番面倒なのだ。
帰っても食べるものはないのだよ。
お父さんも立ってご飯支度も買い物も出来ないのだよ。
「いつまでここにいなきゃないの?」と
聞かれるのが一番困るのだよ。
さあてさて
これからどうしようか
どうなるのか。
この避難所は。
by ckmusic | 2011-03-18 22:32