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今日は我が家の長女の
12歳の誕生日。

夜12時に陣痛が始まり
朝6時には産まれた。

夫は
ワタシを病院に送って
「明日は仕事だし長男もいることだし」と
とっとと帰宅したっけ。

まだまだ産まれないとふんでいたんだな。

予想を裏切り
超安産だった。

夜明け近くの産院で
助産婦さんと
看護婦さんと
ワタシの3人で
静かなお産。

夜が明ける頃
センセイが分娩室にやってきたっけ。

そして言った言葉が
「な、あかんぼが小さいと生むの楽だべ」

さもありなん。

長男は初産なのに
4キロ近くもあったのだから。

その後の
3300gなんてちょろいちょろい。

いや、安産でも
お産はしんどい。

あれから12年。
あっという間に12年。

長女は
すくすくと
体は小さめ
声は大きめ
ココロは感受性豊かな
ユニークなキャラクターの
まさにワタシと夫の合作、といったあんばいに成長した。

誕生日プレゼントに
いちばん欲しいものは
「馬」だったそうだ。

「馬に乗って毎朝学校に行きたいんだよなあ」
長女のオコトバ。

確かあなたの父も
「馬に乗って出勤したいんだよなあ」とのたまったっけ。

さすがに馬は無理と思ったのか
次の候補は
「ヒヨコが欲しい」といった。

メンドリを飼って
毎日たまごを取りたいそうだ。

昔飼っていたんです。
ホントは飼ってはいけないニワトリを
官舎の庭で・・・・。

あなたの父は・・・。

ま、それも今すぐは無理なので
結局
宮澤賢治先生の童話集を
プレゼントにした。

「よだかの星」を読みたいといっていたので。

あのハナシは
ワタシも小学校の頃読んで
涙したもんだった。

幼稚園の頃
一人で「スーホの白い馬」を読んでいた長女は
突然わんわん泣き出したっけ。

「スーホがかわいそう。白い馬がかわいそう」と。

かつて
ワタシも泣いた本だった。


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そのまま
素直な感受性を失わず
流行や多勢に迎合しないあなたのままで
瑞々しい人間になってください。

でも
部屋の片付けはマメにしてください。

算数も
漢字も
がんばってお勉強してください。

12歳おめでとう。

ななちゃんへ。
by ckmusic | 2004-10-21 00:09 | わがや